
少しでも収入を増やしたい子育て中のママにとって、在宅でできる副業は魅力的に感じるのではないでしょうか。
子育て中のママでもできるおすすめの在宅副業には、以下のようなものがあります。
- アンケートモニター
- 出品代行
- 内職
- 文字起こし
- データ入力
- Webライター
- 翻訳
- オンラインアシスタント
- 在宅コールセンター
- Instagram運用代行
- 画像制作
- コーディング
- オンライン講師
- 電子書籍出版
- 物販
この記事では、子育てママにおすすめの副業を厳選してご紹介します。
在宅での副業が「向いている人」「収入の目安」「仕事の始め方」も紹介しますので、最後まで読むことで、副業開始に向けて動き出せることでしょう。
子育て中のママでも在宅副業はできる?いくら稼げる?
結論から言いますと、子育て中のママでも在宅副業はできます。
子育てや家事のスキマ時間で気軽にできる副業も、たくさんあるからです。
また「ママが働きやすい副業案件」「ママへの配慮があるクライアント」も多くなっています。
なおいくら稼げるかは、それぞれに置かれた状況やスキル、条件等によって異なります。
- 副業の種類
- 副業にかけられる時間
- 自分の持っている資格免許スキルなど
- 集客できるかどうか(※アフィリエイト等、自身で集客する必要がある場合)
副業での月収が1万円未満の人もいれば、20万円以上稼ぐ人も珍しくありません。
ユーキャン運営の「マナトピ」のデータによると、ボリュームゾーンとしては1万円~5万円程度の人が多くなっています。
子育て中でもできる在宅副業おすすめ15選
子育て中でもできる在宅副業おすすめ15選を紹介します。
特別なスキルが必要なく始めやすい |
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ある程度スキルや経験が必要 |
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趣味を活かせるが、努力しても収入にならない可能性もある |
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順番に解説していきますので、副業を選ぶ際にはお役立てください。
アンケートモニター
子育てのスキマ時間で副業をしたいママにおすすめなのが、アンケートモニターです。
アンケートモニターは都合のいいときにだけでき、1件あたりにかかる時間が少ないからですね。
具体的には以下のような作業内容となります。
- スマホやパソコンで企業からのアンケートに答える
- 商品モニターとして、商品サービスを実際に使い、感想を提出する
- 商品サービスに関する座談会やオンラインインタビューに協力する
報酬目安は、簡単なアンケートの場合は1アンケートあたり1~2ポイント(1~2円程度)からで、商品モニターで数千円程度からです。
月収は「配信されるアンケートの量」「商品モニター・インタビューに当選する頻度」によって異なりますが、月5,000円程度で、お小遣い程度となっています。
なお報酬は現金で支払われることもありますが、「ポイント」「商品券」「電子マネー」などで付与されることもあります。
報酬は少ないですが、スキマ時間にコツコツ稼ぎたい人にはおすすめです。
出品代行
普段からフリマアプリに自分で出品しているママにおすすめなのが、出品代行です。
出品代行はネットショップ運営者に代わって、以下のような出品作業を行う仕事のためです。
- 商品の撮影
- 「商品名」「説明文」「価格」など、商品情報の入力
案件によっては、発送代行を行うこともあります。
単価は数十円/件なので、1件50円で月100~300件出品すると月収目安は5,000円~15,000円ほどになります。
また出品数や売り上げによっては、インセンティブがつくことも少なくありません。
「1日10件は出品してください」などノルマが課せられることもありますが、作業時間はあまりかからないので、子育てママでも「ノルマがこなせないかも」というプレッシャーは少ないでしょう。
特別なスキルが必要なく、マニュアルが完備されていることも多いので、簡単な副業を希望している人におすすめします。
内職
アナログな在宅ワークを希望する人には、内職をおすすめします。
応募や連絡以外ではスマホ・パソコンが必要としないためです。
具体的には以下のような作業を行います。
- シール貼り
- 袋詰め
- ダイレクトメールの封入
- 商品・部品の組み立て
- アクセサリー制作
材料を郵送してくれる案件を選べば、自分で用意する手間が省けるぶん楽になっておすすめ。
ただし内職の時給換算額は200円~600円程度と言われていて、単価は低めなのは覚えておいてください。
出来高制なので月収目安は作業できる時間や納品できる個数によって異なりますが、時給換算額500円で週15時間×4週作業すると、月あたり30,000円程度です。
単価は低いですが、スキマ時間で作業を進められるので、赤ちゃんの子育て中でも作業可能。
お子さんが小さい場合には、小さな材料はお子さんの手が届かないところに保管しましょう。
誤飲やお子さんのいたずらによる破損を防ぐためにも必須です。
文字起こし
スキマ時間でできる事務系の在宅ワークを希望するママには、文字起こしがおすすめです。
文字起こしは、主に音声データや映像データをもとに、話している内容を文字入力する仕事だからですね。
最近はYouTube動画の文字起こし案件などがクラウドソーシングでよく募集されています。
期限までに納品物を納品すれば作業時間は自由なので、「子どもが昼寝している時間やひとり遊びしている時間」など、スキマ時間で作業できるのもメリット。
クラウドソーシングなどを使って文字起こしの案件を請け負う場合の報酬は、音声1分あたり100円程度が相場です。
月収目安は「稼働時間」「文字起こしする音声の長さ」により異なりますが、例えば月に音声データ2時間分の作業をこなすと、月収12,000円となります。
時給換算額は「作業の速さ」「音声の聞き取りやすさや内容の難易度」によって異なります。
基本的なタイピングスキルがあれば挑戦可能なので、パソコン経験のあるママなら馴染みやすい副業です。
データ入力
データ入力も、スキマ時間で作業できる在宅副業を探すママにおすすめです。
データ入力も納期までに納品できれば、作業時間は自由になっていることが多いからです。
子育ての合間を有効活用しやすい点からもおすすめの副業のひとつといえるでしょう。
作業内容は主に「PDFや紙資料の内容をMicrosoft Excelに入力」「ネットの検索結果をGoogleスプレッドシートに入力」などですので、高度なスキルも必要ありません。
単価の目安は1文字あたり0.1~1円程度で、簡単な作業であるため低めに設定されています。
作業量によりますが、月収の目安は20,000円程度です。
データの打ち込み時のミスのないよう丁寧かつ、迅速に作業を進められことに自信があるママに向いています。
Webライター
文章を書くことやパソコンでの情報収集が苦にならないママには、Webライティングをおすすめします。
ライティングの報酬は1文字あたり1~2円が相場で、文字起こし・データ入力より報酬が高めだからです。
また、次の専門的な知識があれば、さらに高単価の案件を獲得できる可能性もあります。
- IT・プログラミング
- デザイン
- 金融・投資
- 医療・健康
- 教育
- 不動産
なかには子育て経験を活かして、子育て関連のWebメディアで記事を執筆しているママもいます。
納期さえ守れば作業時間は自由、スキマ時間で稼働しやすい点も子育てママにおすすめしたいポイント。
「文字単価」と「納品する文字数」によって月収は異なり、文字単価2円で月に3万文字納品すれば、月収は6万円を見込めます。
セールスライターなどとして企業の売り上げに直結するライティングを行い、実際に売り上げに貢献した場合には、インセンティブがつくケースも少なくありません。
なおクラウディアの場合は、運営事務局から登録ライターさんに個別に声をかけさせていただき、運営事務局経由のライティング案件を継続的に紹介することがあるので、気になる方はチェックしてみてください。
クローズド案件の受注・スカウトの仕組みについて|クラウディア
翻訳
語学力に自信のあるママにおすすめなのは、翻訳の副業です。
AIや翻訳ツールが進化していても、まだまだ人による自然な翻訳のニーズは数多くあります。
最近では「海外のYouTube動画を日本語に翻訳する案件」「海外向けWebサイトの日英翻訳」なども多数募集されています。
クラウドソーシングだと1文字当たり10円程度が相場(日英翻訳)なので、月に5,000文字翻訳すると月収は50,000円です。
ただ月収がいくらになるかは、次の点で変化するので覚えておいてください。
- 翻訳スピード
- 作業できる時間
- 内容の難易度(ビジネス系や医療系は高単価)
なお語学力を生かす副業としては「英語でのメール対応」や「英語圏のサイトやYouTubeを見ての情報収集」などもあります。
イチから翻訳するのではなく、翻訳されたものを見てネイティブチェックする仕事もあり、選択肢は豊富。
翻訳には語学力だけではなく、翻訳ならではの専門スキルも求められるので、語学力があっても翻訳は向いていないと思うママは、上記のような副業を検討してみるのもいいでしょう。
翻訳の作業時間は自由であることが多いので、家事育児のスキマ時間でも作業可能です。
無理のない範囲で取り組めるよう、まずは短文の翻訳などから始めることをおすすめします。
オンラインアシスタント
日中にまとまった時間があり、かつ事務経験もあるママにおすすめなのは、オンラインアシスタントの副業です。
オンラインアシスタントなら、事務経験を活かしてまとまった収入を得られるからですね。
具体的には依頼主であるクライアントに代わって、以下のようなバックオフィス業務を行います。
- 資料作成などの一般事務
- 記帳などの経理事務
- メール対応やスケジュール管理などの秘書業務
- Webサイト更新やECサイト運用などのWeb系業務
上記のうち「資料作成とデータ入力のみ」や「給与計算と記帳だけお願い」といった仕事も探せます。
クラウドソーシングだと時給1,000円~1,500円程度なので、週に20時間程度稼働すると、月80,000~120,000円程度の収入が見込めます。
またオンラインアシスタント運営会社に所属して働く方法もあるので覚えておいてください。
オンラインアシスタント運営会社に所属すると、スキルに合わせて会社がプロジェクトにアサインしてくれるので、基本的に自分で仕事やクライアントを探す必要はありません。
クライアントの指定する時間(主に平日の昼間)に、定期的に稼働することを求められることが多いので、「平日日中に本業をもつママ」や「小さな赤ちゃんと家にいるママ」には不向きといえるでしょう。
在宅コールセンター
日中にまとまった時間があり、電話応対のスキルもあるママには、在宅コールセンターの副業もおすすめです。
最近では在宅でも企業に代わって電話応対できるシステムがありますので、在宅コールセンター業務もよく募集されています。
仕事内容は案件によって異なり、例としては以下のようなものがあります。
- テレアポ(自分から電話をかけて、商談のアポイントメントなどを取り付ける)
- カスタマーサポート(受電がメイン)
- メールでの問い合わせ対応
クラウドソーシングや求人サイトで募集されている案件だと、時給は1,000円~2,000円程度。
つまり週15時間程度勤務すると、60,000円~120,000円程度の収入となります。
対応件数や営業成績によるインセンティブを用意している会社もあり、上記以上の収入も見込めます。
原則として日中の決まった時間に勤務を求められるので、「日中に本業のあるママ」「自宅保育中のママ」など、まとまった時間を確保できない人には不向きです。
Instagram運用代行
Instagramを使っているママにおすすめなのが、Instagramアカウント運用代行の副業です。
SNS運用代行は、企業や個人のInstagramアカウントで投稿などを行う仕事だからです。
「Instagramのフォロワーが多いママ」は、実績面が目に見えてわかりやすことからもとくに歓迎されます。
具体的には以下のような作業を行います。
- 投稿内容の作成(画像や文章)
- 投稿
- コメントやDMへの返信
- 広告の運用
- どうやったらフォロワーが増え、売り上げがアップするかを考えて提案
報酬は基本的に月額制で、3,000円~30,000円の案件が多くなっています。
収入を増やしたい場合には「複数アカウントの運用を請け負う」「投稿やコメント返信の代行だけではなく、投稿内容の企画や分析・改善も行えるようになる」などの工夫が必要です。
なお投稿自体はスキマ時間でもできますが、成果を出そうと思うとSNS・Webマーケティングの経験や知識が求められます。
運用代行で独立するなどの目標があって本気で取り組むなら、トレンドの把握や「勉強する覚悟」が必要です。
画像制作
デザインソフトが使えるママには、画像制作の副業をおすすめします。
クラウドソーシングなどでは次のようなの制作依頼も多いからです。
- バナー制作
- SNS画像制作
- サムネイル画像制作
- インフォグラフィック・図解制作
短時間でも制作できる小さな案件なら、家事育児をこなしながらでも取り組めます。
単価は難易度によっても異なりますが3,000円程度を目安にお考えてください。
ざっくり計算で恐縮ですが、3,000円の案件を月10件制作できれば、30,000円の収入を見込めます。
時給単価は作業にかかる時間によって異なりますが、「簡単なサムネイルなら1時間くらいで作成できる」という人なら、1時間3,000円程度となります。
すでにデザインスキルをもっているママにおすすめの副業ですが、Canvaなどの無料ソフトを使って、デザイナー経験なしから始める人もいます。
コーディング
プログラミングスキルをもつママが家事育児と両立しながら在宅で副業したいなら、コーディング(コーダー)の副業もおすすめ。
システム・アプリ開発は副業でもまとまった時間が必要となることも多い一方、コーディングのみなら比較的負担の少ない案件も多いからですね。
例えばクラウドソーシングでよく募集されているのは、「LP(1枚)のコーディング」や「WordPressでの実装・デザイン修正」などです。
時給換算すると1,000円~2,000円程度が相場で、働く時間やスキルによって収入の伸びが期待できます。
「今からコーディングを学んで、副業につなげたい」という場合は、自力で勉強もできますし、オンラインスクールに通うこともできます。
オンラインスクールに通う場合は、副業での案件獲得を支援してくれるスクールを選ぶと、学んだことを副業に活かしやすくなりスムーズに仕事を始めやすくておすすめです。
オンライン講師
ニーズの高い資格やスキルをもっているママには、オンライン講師もおすすめです。
「スキルシェアサービス」「オンラインレッスンのプラットフォーム」などがたくさんあるので、個人でもオンライン講師として活動できる環境になっています。
例えば次のような資格やスキルを持っていれば、オンライン講師としての活躍を期待できます。
- 語学スキル(※英語・中国語・韓国語など)
- デザインソフトの使い方
- 営業資料の作り方
- プログラミング
- ヨガ
スキルシェアサービスなどで個人として活動する場合には、自分でレッスンの内容や単価を決定可能。
レッスンの単価は内容次第ですが、1時間1,000円程度からの募集が多くなっています。
例えば週1回1時間の講座を3回やるとしたら、月12,000円程度の収入を見込めます。
受講料は1人あたりの金額で設定されていることが多いので、1回のレッスンで複数の受講生を教えた場合、当然そのぶん収入は増えます。
なおオンラインスクールに講師として登録すると、自分で集客する必要はなくなり、比較的安定的に収入を得られるというメリットも。
レッスンを行う講師ではなく、「チューター」「サポーター」など、受講生の自学自習をチャットなどでサポートする職種を募集しているオンラインスクールもあります。
安定的に収入を得たいなら、オンラインスクールに講師やサポーターとして登録するのがおすすめです。
電子書籍出版
電子書籍出版も、子育てママにおすすめしたい副業のひとつです。
原稿を作成するまでは大変ですが、出来上がってしまって本が売れ続ければ、印税による継続的な収入も期待できるからです。
電子書籍は一般的な本に比べて文字数が少ないことも多く(1万~2万文字程度)、文章を書くのが好きな人やライティング経験のある人には、苦痛になりにくいでしょう。
在庫本を抱えるリスクがない点も魅力のひとつ。
テーマは「子育て」「自分がやっている良い習慣で、人におすすめしたいこと」など、「読者の興味を惹きそうなもの」「読者がお金を出しても知りたい内容」であれば何でもOK。
月収は本の売れ行きによりますが、月収10万円以上を達成している人もいます。
確実に収入を得られる方法ではありませんが、「本を出したい」という夢がある人にとっては自己実現にもなるので、やりがいをもてるでしょう。
物販
ファッションや雑貨に興味があるママには、物販もおすすめ。
次のように個人でも出店できるプラットフォームはたくさんあるからです。
- フリマアプリ
- ハンドメイドマーケット
- オリジナルグッズを販売できる通販サイト
上記の中でもフリマアプリやハンドメイドマーケットでハンドメイド商品などを販売しているママも多いですし、デザインさえ作ってしまえば在庫を抱えずにオリジナルグッズを販売できるサイトもあります。
ハンドメイドなら育児の合間に進められますし、趣味のひとつであるなら家事育児の息抜きにもなるでしょう。
ただし集客できるかによって月収は変わり、副業から本業にするほど成功している人もいれば、出品してもまったく売れないことも。
目安としては「月2~3万円程度あればいい」と言われます。
確実に稼げる副業ではないので、最初は「好きなことを活かしたお小遣い稼ぎ」と考えるのがおすすめです。
子育て中のママが在宅副業と家庭を両立する4つのコツ
子育て中のママが在宅副業と家庭を両立するコツを4つ紹介します。
- ライフステージやお子さんの年齢に合わせて働き方を変える
- 余裕のあるスケジュールを組む
- 家族の理解を得る
- スキルや経験に合う副業を選ぶ
順番に解説するので、在宅副業時の参考にしてみてください。
ライフステージやお子さんの年齢に合わせて働き方を変える
子育て中のママが在宅副業と家庭を両立するには、ライフステージやお子さんの年齢に合わせて働き方を柔軟に変えることが重要です。
お子さんの年齢によって、副業できる時間の長さや、仕事できる時間帯が異なるからです。
例えばお子さんが未就園児で家にいる状態なら、副業できるのは次のようなスキマ時間に絞られることでしょう。
- お子さんのお昼寝タイム
- お子さんがひとり遊びしているとき
- お子さんが夜寝たあと
上記内容に当てはまる時期には、「データ入力」「文字起こし」「短めのライティング」「簡単なバナー制作」など、スキマ時間でできる副業を選ぶと続けやすくなります。
一方お子さんが幼稚園・保育園に入れば、ある程度まとまった時間で働くことも可能になります。
すると「在宅コールセンター」「オンラインアシスタント」「オンライン講師」など、稼働時間が固定されている仕事も選びやすくなることでしょう。
また「配偶者が子育てや家事に参加している度合い」や「祖父母のサポートが得られるか」によっても、ママが確保できる時間は変わります。
家庭状況にもよりますが、一般的には「未就園児期はスキマ時間で働ける小さな案件や仕事を選び、幼稚園や学校に通い始めたら仕事を増やす」といった働き方がおすすめです。
余裕のあるスケジュールを組む
子育て中のママが在宅副業と家庭を両立するには、余裕のあるスケジュールを組むことも大切です。
ギリギリのスケジュールだと、お子さんの体調不良などが起きたときに仕事ができなくなり、場合によっては納期に遅れてしまう可能性も出てきます。
また「作業を急ぐ必要があるのに、どうして今日はお昼寝してくれないの」「なんで今日に限って熱が出ちゃうの」など、イライラしてしまいかねません。
仕事を入れるほど収入が増えるので、「少しでも多く稼ぎたい」という気持ちになってしまいがちですが、子育て中は何より不測の事態に対応できる余裕が必要です。
また副業が忙しいあまり、お子さんとの時間が減ってしまうことも考えられます。
「我が子に好きな習い事をさせてあげたい」「旅行に連れて行ってあげたい」など、お子さんの幸せのために副業を始めるママも多いのではないでしょうか。
それなのに副業のせいでお子さんとの時間が減ったり、お子さんの前でイライラしたりしては、「お子さんの幸せ」という点では本末転倒ではないでしょうか。
ママ本人の体調管理のためにも、無理のないスケジュールで働くことをおすすめします。
家族の理解を得る
家族の理解を得ることも、子育て中のママが在宅副業と家庭を両立するために重要なポイントとなります。
家族の理解を得ることで、副業に充てる時間を増やせる可能性があるからです。
例えば「配偶者との家事育児の分担を見直す」「お子さんにも、ママが副業中は邪魔しないよう理解してもらう」などの工夫ができます。
また家族の理解を得るためには、副業の時間と家族団らんとのメリハリもつけることも大切でしょう。
ママが副業にのめり込み過ぎてお子さんへの関わりがおろそかになったり少なくなったりすると、お子さんや配偶者から不満が出てくる可能性もあるからです。
不満を言わないお子さんでも、実は寂しい思いをしているかもしれません。
「家族のために頑張って副業している」と理解してもらい、家族との時間も確保したうえで、快く協力してもらえるようにしたいですね。
スキルや経験に合う副業を選ぶ
子育て中のママが在宅副業と家庭を両立するために重要なポイントとしては、スキルや経験に合う副業を選ぶことも挙げられます。
スキルや経験を活かすことで、より効率的に高い収入を得られる可能性があるからです。
例えばIT系の知識があって文章を書くことも好きなら、「IT系に強いWebライター」として活動することにより、より高単価の記事を受注できる可能性が高まります。
専門性の高い人には、高い単価を払う企業も多いからです。
事務経験や経理経験のあるママなら、在宅ワークでは比較的時給の高いオンラインアシスタントなどもおすすめします。
デザインの知識や経験があるなら、バナー制作なども高収入が期待できておすすめ。
得意分野を生かすと、在宅ワークでいきなり未経験の仕事に挑戦するよりも、精神的なハードルが低くなるのもメリットです。
「スキルや職歴」と言うと構えてしまうかもしれませんが、「好きなことや得意なこと」と考えてみましょう。
子育て中のママが在宅副業をする際に注意すべき4つのポイント
子育て中のママが在宅副業をする際に注意すべきポイントを4つ紹介します。
- 確定申告が必要かどうか確認する
- 社会保険の扶養や「配偶者控除」「配偶者特別控除」から外れるか確認する
- 本業の就業規定を確認する
- 詐欺案件を警戒する
注意点について順番に解説するので、読むことでリスクを回避していきましょう。
確定申告が必要かどうか確認する
副業する場合には、確定申告が必要かどうか確認する必要があります。
本業で給与所得を得ている子育てママの場合、本業以外で年間20万円超の所得を得た場合には、確定申告が必要です。
また専業主婦だったママが新たに業務委託(フリーランス)として在宅ワークを始めた場合には、所得の金額が年間48万円を超えると確定申告が必要となります。
確定申告を怠るとペナルティが課せられる可能性もあるので、自分の所得(収入-経費)を把握して、必要なら確定申告しましょう。
スマホとマイナンバーカードがあればできるので、「難しそう」と構える必要はありません。
社会保険の扶養や「配偶者控除」「配偶者特別控除」から外れるか確認する
「配偶者の社会保険の扶養」「配偶者控除・配偶者特別控除」の対象になっているママは、副業によって、上記に対象から外れるかどうかの確認が必要です。
本業と副業の合計年収が130万円を超えた場合、社会保険上、配偶者の扶養から外れます。
扶養から外れると自分で社会保険料を払うことになり、「配偶者の勤務先で扶養を外してもらう手続き」と「自分で社会保険または国民健康保険(国保)に加入する手続き」が必要になります。
また副業の収入が増えることによって、「配偶者控除」や「配偶者特別控除」が受けられない収入額になることもあるので注意してください。
ただ扶養や「配偶者控除」「配偶者特別控除」から外れても、収入が十分に多ければ、「働き損」にはなりません。
社会保険料や税金の負担が増えても、収入増でカバーできるからです。
そのため必ずしも「扶養や配偶者控除から外れないように、副業を抑える必要がある」というわけではありませんよ。
本業の就業規定を確認する
正社員やアルバイト・パートとして働いているママさんの場合は、副業開始にあたって本業の就業規定を確認する必要があります。
勤務先によっては、副業を禁止していたり、副業に制限・ルールを設けていたりするからですね。
例えば以下のようなものです。
- 副業は禁止
- 競合他社での副業は禁止
副業を禁止したり制限したりする理由としては、「情報漏洩を防止するため」などが挙げられます。
副業を始める前には、会社の就業規則は忘れずに確認しましょう。
就業規則に違反してしまうと、何らかの懲戒処分を受ける可能性もあるので気を付けてください。
就業規則に副業に関する項目がない場合には、上司や人事担当者に聞いてみるのもいいでしょう。
詐欺案件を警戒する
子育てママが副業する場合には、詐欺案件に注意が必要です。
子育て中は時間がないことも多いので、「できるだけ短い時間で、できるだけ多く稼ぎたい」と考えるママが多くなります。
そして、上記のようなママの気持ちにつけ込む詐欺案件も多数あります。
例えばSNSなどで子育てママを装って、「コピペや画像選択だけで簡単に稼げる」「あなたも真似するだけで収益発生」といった投稿をしている詐欺業者も存在するので注意してください。
アクセスしてきたママに高額のソフトや研修ツールを購入させる手口です。
「誰でもできる簡単な作業」で高額の収入が発生することは、通常あり得ません。
「簡単に稼げる」と銘打っている副業案件は、特に警戒しましょう。
子育て中のママの在宅副業を始める際の一連の流れ
子育てママが在宅副業を始めるときの流れとポイントを紹介します。
- 稼働可能時間を把握する
- やりたい副業を選ぶ
- 必要なツールを準備する
- クラウドソーシングや求人サイトで副業案件を探す
順番に解説するので、在宅副業を始める際の参考にしてみてください。
1.稼働可能時間を把握する
まずは自分の稼働可能時間を把握しましょう。
スケジュール的に無理なくできる副業を見極めるためです。
お子さんがすでに幼稚園児・保育園児だったり小学生だったりする場合には、お子さんが園や学校に行っている時間が主な作業時間になるでしょう。
一方未就園児の子育て中だと、「昼寝中の1時間や30分」「お子さんが寝たあと、ママ本人が寝るまでの時間」など、稼働時間が細切れになります。
子育てママにとっては「自分が使える時間の把握と管理」がとても重要
紙に書き出したり、メモアプリにメモしたり等、自分が使える時間を見える化するのがおすすめです。
2.やりたい副業を選ぶ
稼働可能時間内でできる仕事の中から、やりたい副業を選びましょう。
やりたい副業を先に決めておくことで、「必要なツールの準備」など、副業開始の準備がしやすくなります。
また自分のスキルや「好き」を活かせる副業を選ぶと、効率的に稼げたりモチベーションが高まったりするのでおすすめです。
「そもそもどんな副業あるのかわからない」という場合は、クラウドソーシングや求人サイトで検索してみてください。
何百、何千、何万との副業案件を見ていく中で、何かしらは気になる副業案件が見つかるのではないでしょうか。
3.必要なツールを準備する
やりたい副業が決まったら、必要なツールを準備します。
副業によっては「パソコン」「Webカメラ」「デザインソフト」「音声ソフト」などの準備が必要になるからですね。
とくに「データ入力」「ライティング」「電子書籍出版」「アフィリエイト」などは、パソコンで作業したほうが効率的ですので、パソコンの準備をおすすめします。
「オンラインアシスタント」「コーディング」などもパソコンが必要です。
「バナー制作」などデザイン系の副業をするなら、パソコンに加えてデザインソフトも必要なので、使いやすいソフトを探しておきましょう。
一方「アンケートモニター」「出品代行」などであれば、スマホだけでも作業可能です。
あなたがやりたい副業に合わせて準備しましょう。
4.クラウドソーシングや求人サイトで副業案件を探す
やりたい副業が決まったら、クラウドソーシングや求人サイトで、実際に応募する副業案件を探します。
クラウドソーシングサービスや求人サイトを使うのは、案件数が豊富だからです。
ほかの探し方としては、「デザインやWebマーケティングのオンラインスクールに通って、仕事を紹介してもらう」「SNSや企業公式サイトの求人情報で探す」などの方法があります。
前職のコネを使える人は、仕事内容が事前に詳しくわかるので、知人の紹介もおすすめです。
初めて副業するときは、実績作りのために安い単価で仕事を請け負う人も多くなっています。
「家事育児のスキマ時間で、ちょっとでも収入を得たい」というママの切実な気持ちにつけ込み、スキルを買い叩くような低単価を提示してくる悪質なクライアントもいるので注意してください。
あまりに単価が安過ぎると目標とする月収に届かず、モチベーションが下がってしまいかねないので、相場より極端に安い案件は避けましょう。
クラウドソーシングによっては、募集されている案件に「単価が適正」「相場より安い」などのタグをつけてくれていますので、参考にしてみるのもいいですね。
まとめ
子育て中のママでも在宅副業はできます。
むしろ在宅で仕事ができるので、家事育児と両立しつつ収入を上げたい人にはおすすめです。
ただのめり込み過ぎたりスケジュール管理が上手くいかなかったりすると大変なので、無理なく余裕をもてる範囲で取り組みましょう。
家事育児や本業のスキマ時間でも、できる副業はたくさんあります。
なお在宅副業でどれくらい収入が得られるかは、「副業の種類」「スキルの高さ」「副業にかけられる時間」によって異なります。
効率良くより高い収入を得たい場合は、スキルや経験が活きる副業を選びましょう。